学問や経験値では通用しない時代がやってきている

従来の経済学者による常識的な考えが通用しない時代が訪れています。

〜AIやロボット化が、経済を加速させるのは本当か〜


多くの経済学者は、イノベーション(技術革新)が経済を活性化させる最大の要因だと考えています。

つまりは、イノベーションにより生産性が上がれば、経済が成長し、雇用の増加や賃金の上昇が起こると考えています。


イノベーション→生産性アップ→経済潤沢→雇用増加・賃金上昇



特に日本においては、目先の利益にとらわれて、AIやロボットの普及がもたらす雇用への悪影響は軽視されています。

例えば、夕方のニュースで、「”AIによる自動化”で、企業は生産性が上がり、人手不足が解消できる」といったニュースを見たことはありませんか?


確かに、AI・IT化というのは、大量の雇用を増やすなど、経済を活性化させてきました。

ところが、AI自身も成長を遂げており、現在では、コストを下げるための自動化、従来の雇用を奪う自動化へと、時代とともに進化しています。



現実問題、「従来の組織の枠組みの中だけで仕事をしてきた人」たちの一部において、人余りが顕著になるでしょう。

つまりは、AIの使い手側は大量の利益を受ける一方で、労働者側には大したメリットがない、むしろ、自身のスキル(自分は何ができる、何を1時間で生み出すことができる)が明確に求められ、また、それに呼応できる人材のみが重宝される時代になるということです。


例えば、長らく日本を引っ張ってきた製造業においても、AIによって自動化が進んだ工場が増えていくことは必至です。経営者にとっては、AI化によって生産性が上がる、つまり人件費がかからないことで大きなメリットがあります。ここにおいても、求められるスキルに対応できる人材が雇用され、それ以外の人材の雇用は厳しい現実が待ち構えているのです。



<文・石堂里佳>