セルフキャリアドックを知っていますか

5月15日「未来投資会議」において、働きたい高齢者については70歳までの雇用確保を企業に求める方針が示されました。

来年の通常国会に高年齢者雇用安定法改正案として提出されるそうです。


今の時代、60歳で定年あとは悠々自適、といった以前からの考え方とは大きく異なってきています。働く意欲のあるうちは働ける、という時代になるのです。年金受給開始時期の問題とも絡んで、今後働く期間は長くなっていくでしょう。


このような環境の中では働く一人ひとりが、自分自身の職業設計をする必要があります。

平成28年に発表された「第10次職業能力開発基本計画」には、個々の労働者が生涯を通じて能力開発を行い、その能力を高めることが明記されており、同時に労働者の自発的な職業能力開発を企業が支援することの必要性も併記されています。


そこで、その為の一助となるものがセルフキャリアドックです。

セルフキャリアドックとは、企業において、たとえば入社時、30代~40代、シニアといった各階層に対して、社内外のキャリアコンサルタントによるキャリア研修やキャリアコンサルティングの機会を設け、従業員一人ひとりが主体性を発揮し、キャリア開発をしていくしくみです。


従来は企業側の視点で行われていた人材育成を従業員の視点でおこなっていくことで、組織としての課題もより明確になるという効果が期待されます。従業員が自らのキャリアを充実させること、企業の生産性を向上させることにセルフキャリアドックは役立つのです。


個人として企業として、この先を生き抜くためには何が必要かを見極めることが不可欠です。



<文・プロフェッショナルメンター/法人メンター 湊真弓>